Biography

フィラデルフィア生まれのベーシストGerald Veasleyの経歴は多岐に渡るアーティストとの仕事で彩られている。Joe Zawinul(Weather Report)、長年の友人であり師でもあったGrover Washington Jr.、McCoy Tyner、The Dixie Hummingbirds、Odean Pope、Special EFX、Joe McBride、Teddy Pendergrass、Phil Perry、Chieli Minucci、Dianne Reeves、George Howard、Philip Bailey(Earth, Wind & Fire)、Kenny Blake、Pamela Williams、Eric Marienthal、Onaje Alan Gumbs、Omar Hakimなど、枚挙に暇がない。Miles DavisやDizzy Gillespieともステージを共にし、ツアーした経験を持つ。近年ではJazziz Magazine誌の年間人気投票でBest Electric Bassistに選出され、Philadelphia Magazineからはベストジャズバンドに選ばれている。また彼はNARAS (ナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンス:グラミー賞を主催することで知られるレコーディングプロフェショナルらによる組織)のフィラデルフィア支部のPresidentに選出されたり、作曲家Allan Slutskyの著作/CDセット"Standing In The Shadows Of Mo-Town - The Life and Music Of Legendary Bassist James Jamerson"に主要な貢献者としてクレジットもされている。
Veasleyは12歳の時からベースを始め、音楽に造詣のある両親の友人たちと自宅でセッションをしながら多くを学んだ。彼は両親の勤勉さと、彼らが自分に安定した生活と教育を与えるために犠牲を厭わない姿に大きな影響を受けた。傑出した成績で高校を卒業した彼はペンシルバニア大学において全4年間分の奨学金を得ることが出来たが、大学3年目の年に父親が他界するという悲劇に襲われる。悲しみを癒すために彼は音楽に専心し、Charles Mingus、Wes Montgomery、Grand Green、Ron Carterといったアーティストのレコードを夜通し聴き、さらには独学で即興やソロのアレンジ、コード進行などを学んだ。さらにミュージシャンとしての幅を広げるためにクラシックギターも学んだ。
「これらが私が音楽を職業として選ぶことになったいくつかの要因だよ」と彼は語る。「基本的に音楽はいつも私を感動させてくれたし、言葉では言い表せないことを表現する手段を与えてくれた。父が亡くなったショックから立ち上がるのは大変なことだったけど、その時音楽に癒しの力があるということを身を持って知ったんだ」
80年代初期から彼は立て続けに高名なミュージシャンたちとステージを共にするようになる。誰と組んでも彼はあらゆるスタイルに直ちに順応することができた。サックス奏者Odean Popeとアバンギャルドミュージックを演奏したかと思えばフルート奏者Leslie Burrsとオーケストラのショーをこなし、バイオリン奏者のJohn BlakeとはUSツアーを行いGramavisionから3枚のアルバムを発表した。
1998年になるとGeraldはZawinul Syndicateの一員としてフュージョンの側面も開花させ、それからはLarry Coryell、Khan Jamal、Eric Kloss、Pat Martino、Charlie Rouse、Jamaaladeen Tacuma、McCoy Tyner、レーベルメイトのJoe McBride、Special EFX、 Pieces of A Dreamなど多岐にわたる特出したプレイヤー達と競演するようになる。
Geraldのキャリアには数々の受賞遍歴も含まれている。1983年から1992年までは毎年Downbeat誌の批評家の投票により"Talent Deserving Wider Recognition"(より広い認知に値する才能)に選出された。1999年にはJazziz Magazineの年間人気投票においてベストベーシストにも輝いている。彼はまたプライベート、大学レベルの双方においてベースの歴史と基礎をミュージシャンと教育者に教えてもいる。ストックトン大学にはアーティスト・イン・レジデンスとして招聘され、ダートマス大学ではゲスト講師を、フィラデルフィアのアーツ大学ではインストラクターを、さらにはCCP Baldwinからリリースされた教則ビデオ"Solo Bass Techniques"ではビデオインストラクターを勤めている。
今もサイドマンとしての仕事をこなしているが、現在のGeraldの焦点は欧州、そしてアメリカにおける自身のバンドの活動にある。「より多くの、より良い音楽を作って、それをより多くの人に届けて、私のバンドのアイデンティティーを築きたいんだ」と彼は語る。あらゆるサインは今後Geraldが現代の、あるいはそれを超えて最もポピュラーで敬愛されるベーシスト、作曲家、そしてレコーディングアーティストの一人になるであろうことを示している。

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